- 帰化って何?
- どうやったら帰化できる?
- 帰化と永住の違いは?
帰化について調べている方。
『帰化って何?』と思っていませんか。
帰化とは何か、帰化すると何があるのか気になる方も多いと思います。
★この記事を書いた人
帰化専門の行政書士。
相談件数1000件以上。帰化の許可率100%を持続。
そこで、この記事では帰化とは何か、帰化のメリットや帰化する方法について解説します。
この記事を読むと帰化について理解できます。
- この記事の結論
- 帰化とは日本国籍を取得すること
- 帰化するには7つの条件を満たす必要がある
- 帰化するには法務大臣の許可を得る
帰化とは日本国籍を取得すること
帰化とは外国人が日本国籍を取得することです。
国籍法第4条に規定されています。
帰化とは,その国の国籍を有しない者(外国人)からの国籍の取得を希望する旨の意思表示に対して,国家が許可を与えることによって,その国の国籍を与える制度です。日本では,帰化の許可は,法務大臣の権限とされています(国籍法第4条)。
法務省:国籍Q&Aより引用
母国の国籍を放棄して日本国籍を取得することを『帰化』といいます。
つまり日本人になるということです。
日本は二重国籍を認めていません。帰化した外国人は母国の国籍を失うことになります。
帰化するメリット
- 日本のパスポートを持てる
- 日本国民と同じ社会保障を受けられる
- 在留資格の更新が不要
- 参政権を得ることができる
- 銀行から融資を受けることができる
- 強制送還をされることがない
- 日本人の名前を名乗れる
- 自由な仕事に就ける
- 兵役の心配をしなくて済む
帰化する最大のメリットは日本人と同じ保障が受けられることです。
社会保障の恩恵、政治に参加、在留資格を気にせず好きな仕事に就くことができます。
日本に住み続けるのであれば帰化した方が受けるメリットは大きいです。
≫参考:帰化する10のメリット
外国人が帰化する理由
外国人が日本に帰化する理由は人によって様々。
日本に住み続けるのなら外国人のままでいるより帰化した方が便利です。
結婚、就職、出産など人生の節目で帰化を考える人もいます。
- 日本人と結婚するので自分も帰化したい
- 外国人より日本人の方が採用されやすいと感じた
- 子供が生まれるので帰化して子供を日本国籍にしたい
そもそも日本で生まれ育った外国人もいます。
本国に行ったことがなく、今後も日本にいるので帰化したいと考える方も多いです。
日本に帰化するのは難しい
帰化するには法務大臣の許可を得なければなりません。
許可を得るには次の7つの条件をすべて満たさなければなりません。
- 引き続き5年以上日本に住んでいる
- 18歳以上である
- 素行が善良である【真面目な生活を送っている】
- 経済的に安定している
- 日本国籍の取得により母国の国籍を失う
- 暴力団員やテロリストでない
- 日常生活に支障のない程度の日本語能力を有している
上記のとおり、日本に帰化する難しいです。すべての条件を満たしていないと帰化できません。
現時点で条件を満たしていない場合はすべて満たしてから帰化の手続きを行います。
自分が帰化の条件を満たしているか不安な方は行政書士に相談することもできます。
帰化申請の流れ
帰化の流れを見ていきましょう。
- 住所を管轄している法務局に事前相談
- 必要書類を集める
- 法務局に書類提出
- 面接
- 許可
1.住所を管轄している法務局に事前相談
帰化申請は住所地を管轄している法務局に行います。
まずは法務局に行って帰化の相談をしましょう。
管轄の法務局を知りたい方は下記をリンクをクリックしてください。
≫参考:管轄の法務局一覧
2.必要書類を集める
法務局の担当者から必要書類の指示があります。指示された書類を集めていきます。
3.法務局に書類提出
必要書類がすべて揃ったら法務局に提出します。
書類に不備があると受理されません。不備・不足のない書類を提出します。
4.面接
書類提出から3~6か月後に法務局で面接があります。
5.許可
面接から半年~1年で結果の通知がきます。許可されると官報に掲載されます。
帰化の流れについて詳しく知りたい方は下記の記事をご確認ください。
帰化と永住ビザの違い
帰化と似ているのが永住です。
永住とは母国の国籍を損失させることなく日本に住み続けることができる権利です。
- 帰化…母国の国籍がなくなり、日本国民となる。
- 永住…母国の国籍はなくならず、日本に住み続けることができる。
永住は母国の国籍のまま日本に住み続けることができるのです。
帰化と永住は日本に住み続けることができる点は同じですが、相違点もあります。
帰化 | 永住 | |
国籍 | 日本 | 外国籍 |
戸籍 | 戸籍がある | 戸籍がない |
在留カードの更新 | なし | あり |
選挙権 | あり | なし |
退去強制処分 | なし | あり |
帰化すると自分の戸籍を取得することができます。戸籍は日本人にしかなく、永住者は戸籍を取得することができません。
日本人と結婚している場合、配偶者と同じ戸籍に入ることができます。
帰化すると在留カードは返納します。在留カードは外国人が持つものです。
帰化すると日本人になるので在留カードを持つ必要はなくなります。
まとめ【帰化とは】
帰化とは母国の国籍を放棄して日本国籍を取得することです。
帰化する最大のメリットは日本人と同じ保障が受けられることです。
日本に住み続けるなら外国籍より帰化した方が受けるメリットは大きいでしょう。
帰化のメリットは以下のとおりです。
- 日本のパスポートを持てる
- 日本国民と同じ社会保障を受けられる
- 在留資格の更新が不要
- 参政権を得ることができる
- 銀行から融資を受けることができる
- 強制送還をされることがない
- 日本人の名前を名乗れる
- 自由な仕事に就ける
- 兵役の心配をしなくて済む
日本国籍を取得するには7つの条件をクリアしなければなりません。
- 引き続き5年以上日本に住んでいる
- 18歳以上である
- 素行が善良である【真面目な生活を送っている】
- 経済的に安定している
- 日本国籍の取得により母国の国籍を失う
- 暴力団員やテロリストでない
- 日常生活に支障のない程度の日本語能力を有している
帰化申請の流れは以下のとおりです。
- 住所を管轄している法務局に事前相談
- 必要書類を集める
- 法務局に書類提出
- 面接
- 許可
無料相談のご案内
- 日本国籍を取得したい
- 帰化申請したいが手続きが大変
- 帰化申請を代行してほしい
上記に当てはまる方は当事務所にご相談ください。
帰化申請は多くの書類を集めなければなりません。
最初は自分で挑戦するも途中で挫折する方もいらっしゃいます。
当事務所が代行することで面倒な作業から解放されます。
無料相談はお電話、又はお問い合わせフォームから承っております。お気軽にご相談ください。
記事の監修者
行政書士塚田貴士事務所
代表 塚田 貴士
【専門分野】
帰化申請、外国人の在留資格。
帰化申請の相談実績1000件以上。許可率100%を継続中。
運営サイト:https://kika-help.com/