
この記事のテーマ
- 帰化申請書類の履歴書(その2)について
- 履歴書(その2)の書き方
帰化申請書類の履歴書(その2)について
この書類は申請者の出入国歴、技能・資格、賞罰について記入します。
海外に行っていた期間、有している技能や所持している資格、過去に受けた賞や犯罪歴について書いていきます。
出入国回数が多くて1枚に書ききれない場合は同じ用紙をもう1枚用意して続きから書いていきます。
履歴書(その2)の書き方
①氏名
申請者の名前をフルネームで書いてください。
帰化後の氏名や通称名は書かないように注意してください。
氏名は漢字又はカタカナで表記します。
アルファベット表記の方はカタカナで書きます。
例) 李 美淑、ガルシア フェルナンド
②出入国歴
何年分の期間を書けばいいのかというとこれは申請者によって異なります。
みんな一律に3年分とか5年分とかではありません。
通常は帰化申請の直近5年分が必要です。
例えば令和3年5月に帰化申請する場合。
平成28年5月~令和3年5月の間で海外に行っていた期間をすべて記載します。
ただし、日本人と結婚している外国人や日本で生まれた人は3年分に短縮できます。
さらに日本人と結婚している外国人で婚姻日から3以上日本に住んでいる人は1年分の記載で足ります。
③期間
いつ海外にいって、いつ日本に戻ってきたのか。
出入国の古い順から記載していきましょう。
パスポートのスタンプが押してあるページを見ながら作成してください。
期間は西暦ではなく日本の元号(平成・令和)で記入します。
【日数】
何日間海外にいたのか記入します。
※注意点
上記の例でいくと、
平成29年4月16日~平成29年4月21日
となっています。
普通に数えれば5日になりますが正確には6日です。
少しややこしいので簡単な計算式を算出します。
21-16+1=6
単純に引き算して1を足した日数を書いてください。
【渡航先】
渡航先を記載してください。
例)韓国、中国、台湾、ペルー、フィリピン、ベトナム、ブラジル…。
【目的・同行者等】
なんのために外国に行ったのか、また誰と行ったのかを書いてください。
例)帰省、1人で。観光旅行、友人と。父の葬式、姉と。新婚旅行、夫と。
④技能・資格
車の免許を持っている人は免許証を見ながら免許を取得した年月日、免許証番号を書いてください。
その他に資格を持っている場合は資格名・合格日・合格番号を書きます。
例) 日本語能力試験1級合格(令和〇年〇月〇日 0000000)
➄賞罰
過去の犯罪・違反歴を書きます。
交通違反については運転記録証明書を見ながら書きます。
この書類は過去の交通違反歴が載っている書類で帰化申請に必須書類なので取得しましょう。
例) 令和3年5月1日 一時停止違反 罰金5,000円
⑥確認欄
ここは申請者は記入しません。未記入のまま提出します。
まとめ【履歴書(その2)の書き方】
帰化申請書の履歴書(その2)の書き方を見てきました。
この書類は出入国歴が多いと書くのが大変です。
またパスポートのスタンプが薄かったり、ずれていると正確な期間がわからなくなります。
その場合は出入国在留管理庁に出入国履歴という書類を請求してください。
過去の出入国歴の詳細がわかります。
≫参考:出入国在留管理庁のホームページ
交通違反がある人で具体的な日付がわからない人は運転記録証明書を取得して下さい。
その書類に日付、違反内容、罰金等の情報が載っています。
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