- 日本語テストは難しいの?
- テストが不合格なら帰化できない?
- どの程度の日本語能力が必要なの?
帰化申請には日本語のテストがあります。
「テストに合格できなかったらどうなるの?」と不安に思う方もいるでしょう。
この記事では日本語テストの内容や不合格の場合について解説します。
- この記事の結論
- テストはしっかり勉強すれば合格できる
- 不合格だと帰化は難しい
- 10歳程度の日本語能力があればOK
帰化に必要な日本語能力について
帰化するには下記の7つの要件があり、すべての要件を満たさなければなりません。
- 住居要件
- 能力要件
- 素行要件
- 生計要件
- 喪失要件
- 思想要件
- 日本語能力要件
日本語能力を有していることも審査の対象になります。

日本語テストは申請者全員が受けるわけではありません。
法務局の担当者が必要と判断した人に対してのみ行われます。
- 日本で生まれ育った人
- 日本の学校を卒業している人
は日本語能力はあるのでテストが免除されるケースがあります。
永住権ガイドライン改定による日本語テストの厳格化
近年、永住申請のガイドラインが改定されたことで永住許可の難易度が上がりました。
それに伴って帰化の審査も厳格になる傾向があります。
全員ではありませんが、今まで日本語テストを免除されていた人も試験を受けることになりました。
日本語テストに合格しないとどうなる?
【結論】日本語テストに合格しなければ帰化は難しいでしょう。
試験は初回の法務局での相談時に行われることがあります。
テストが不合格だった場合は数カ月後に改めて受けるよう指導されることがあります。
帰化申請後の面接で試験が行われることもあります。
どの程度の能力が必要なの?
【結論】10歳程度の日本語能力が必要です。
つまり、小学校3年生程度の日本語ができれば問題ありません。
- 日本語能力の目安
- 読む…漢字、カタカナ、ひらがなの簡単な文章を読んで理解できる
- 書く…難解な文章力は不要。単語だけでなく簡単な文章が書ける
- 話す…相手の話している内容を理解し、通訳なしに会話できる
日本語漢字検定(漢検)でいうと7~8級程度。
日本語能力試験の場合はN3ができれば概ねクリアできます。
日本語能力試験とは国際交流基金と日本国際教育協会が共催。
年2回日本や世界各地で試験が行われています。
≫参考:日本語能力試験のホームページ
テストの内容
テスト内容は各法務局によって異なります。
一般的には問題用紙に書いてある文章を読んで答える方法です。
簡単な文章を書いたり、漢字を平仮名やカタカナに変換して答えます。
- テストの例題
①漢字をひらがなに直す
- 車が走る
- ↓
- くるまがはしる
②カタカナをひらがなに直す
- バイク
- ↓
- ばいく
③文章を読んで答えを書く
今日の朝食は何ですか?
答え:パンとジューズです。
まとめ【帰化申請で行われる日本語テストについて】
帰化申請では事前相談、面接の時に日本語テストが行われます。
全員ではありませんが、日本語能力を確認する必要があると判断された人に実施されます。
日本語は10歳程度の能力が必要です。
不安な方は十分に準備してから帰化申請しましょう。
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記事の監修者
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代表 塚田 貴士
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