- 帰化って何?
- どうやったら帰化できる?
- 帰化と永住の違いは?
日本国籍の取得をお考えの方。
『帰化って何だろう?』と疑問に思っていませんか。
日本国籍を取得するなら帰化について知っておかなければなりません。
なぜなら帰化とは国籍が変わる重要な手続きだからです。
この記事では帰化とは何か、帰化する方法について解説します。
この記事を読むと帰化の意味や帰化の方法についてわかります。
- この記事の結論
- 帰化とは外国籍を放棄して日本国籍を取得すること
- 日本国籍の取得には7つの条件を満たす必要がある
- 帰化するには法務大臣の許可を得る
帰化とは?
【結論】帰化とは外国人が日本国籍を取得することです。
帰化とは,その国の国籍を有しない者(外国人)からの国籍の取得を希望する旨の意思表示に対して,国家が許可を与えることによって,その国の国籍を与える制度です。日本では,帰化の許可は,法務大臣の権限とされています(国籍法第4条)。
法務省:国籍Q&Aより引用
帰化に関する法律は『国籍法』に規定されています。
母国の国籍を放棄して日本国籍を取得することを『帰化』といいます。
つまり日本人になるということです。
日本では二重国籍を認めていません。
帰化した外国人は母国の国籍を失うことになります。
帰化する6つのメリット
- 日本国籍を取得できる
- 日本のパスポートを持てる
- 日本国民と同じ社会保障を受けられる
- 在留資格の更新が不要
- 参政権を得ることができる
- 銀行から融資を受けることができる
≫参考:帰化する6つのメリット
日本人に帰化するには『7つの条件』を満たす必要があります。
次項から1つ1つ解説します。
帰化の7つの条件
帰化するには次の7つの条件をすべて満たさなければなりません。
1.引き続き5年以上日本に住んでいる
2.20歳以上である
3.素行が善良である【真面目な生活を送っている】
4.経済的に安定している
5.日本国籍の取得により母国の国籍を失う
6.暴力団員やテロリストでない
7.日常生活に支障のない程度の日本語能力を有している
帰化するには法務大臣の許可を得なければなりません。
次項で許可までの流れを見ていきましょう。
帰化申請の流れ
- 住所を管轄している法務局に事前相談
- 必要書類を集める
- 法務局に書類提出
- 面接
- 許可
1.住所を管轄している法務局に事前相談
帰化申請は住所地を管轄している法務局に行います。
まずは法務局に行って帰化の事前相談をしましょう。
2.必要書類を集める
法務局の担当者から必要書類の指示があります。
指示された書類を集めていきます。
≫参考:帰化申請書の書き方
3.法務局に書類提出
必要書類がすべて揃ったら法務局に提出します。
書類に不備があると受理されません。
不備・不足のない書類を提出します。
4.面接
書類提出から2~3か月後に法務局で面接があります。
5.許可
面接から半年~1年で結果の通知がきます。
許可されると官報に掲載されます。
帰化と永住ビザの違い
帰化とよく似ているもので『永住ビザ』があります。
[名](スル)長く、ある土地に住み着くこと。死ぬまでその土地に住むこと。「ここを永住の地と定める」「アメリカに永住する」
goo国語辞書より引用
永住権とは母国の国籍を損失させることなく日本に住み続けることができる権利です。
- 帰化と永住ビザの一番の違い
- 帰化…母国の国籍がなくなり、日本国民となる。
- 永住…母国の国籍はなくならず、日本に住み続けることができる。
- 帰化と永住ビザの比較
帰化 | 永住ビザ | |
国籍 | 日本 | 外国籍 |
在留カードの更新 | なし | あり |
選挙権 | あり | なし |
退去強制処分 | なし | あり |
まとめ【帰化とは】
帰化とは母国の国籍を放棄して日本国籍を取得することです。
日本国籍を取得するには7つの条件をクリアしなければなりません。
帰化申請して法務大臣の許可を得ることで帰化できます。
よろしければ下記の記事も参考にしてください。
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