帰化申請【生計の概要(その1)】の記入方法を行政書士が解説

帰化申請の生計の概要(その1) 帰化申請書

帰化をお考えの方。

 

帰化申請書の『生計の概要(その1)の書き方を知りたい』と思っていませんか。

 

初めての場合、どうやって書いたらいいのか迷うことがあります。

 

★この記事を書いた人

帰化専門の行政書士。

相談件数1000件以上。帰化の許可率100%を持続。

そこでこの記事では帰化申請に必要な生計の概要(その1)の記入方法を解説します。

 

この記事を読むことでの生計の概要(その1)の書き方がわかります。

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帰化申請『生計の概要(その1)』の内容

費用

生計の概要(その1)は申請者が安定した生活を送れているのかを確認するための書類です。

 

申請者と同居人のひと月の収入、支出や負債を記入します。つまり、世帯単位で作成するのです。

 

例えば申請者が一人暮らしの場合は申請者のみ。家族と同居の場合は家族の収入や支出、負債も必要です。

 

同居人が多ければ、その人たちの情報も記入しなければなりません。

帰化申請の生計の概要(その1)を無料でダウンロード

帰化申請書の生計の概要(その1)を無料でダウンロードできます。

 

下記のリンクからダウンロードしてお使いください。

≫参考:生計の概要(その1)ダウンロード【無料】

 

記入方法は次項で詳しく解説します。

帰化申請の生計の概要(その1)の書き方

生計の概要【その1】【記入例】

上記に記載された数字の順に見ていきます。

①年月日

書類の作成日を書いてください。帰化申請の前月に作成するのがオススメです。

 

例えば、申請日の半年前を作成日にすると情報が古いので書き直しを指示される場合があります。

②収入

【氏名】

収入のある申請者や同居人を記入します。氏名はフルネームで記入してください。

 

中国や韓国の方は漢字、その他の国の方はカタカナで記入します。アルファベットは使用できません。

 

また通称名や帰化後の氏名での記入も不可です。

 

【月収】

ひと月に得ている収入を記入してください。収入額は『手取り』の金額を記入します。

 

収入から税金や年金を差し引いた手元に残るお金です。

 

お勤めの方は在勤及び給与証明書を見ながら書いてください。個人事業主の方は確定申告書を見て手取り額を書きます。

 

申請者や同居人の収入の合計金額も書いてください。

 

【種目】

収入の種類や収入先を記入します。

 

★収入の種類

  • 会社員やアルバイト・パート→給与
  • 個人事業主や会社経営者→事業収入
  • 年金受給者→年金

 

★収入先

その収入をどこで得ているのかを書きます。勤務先の会社名や事業主の場合は屋号など。

 

例)給与(株式会社〇〇)。事業収入(〇〇個人事務所)。

 

【備考】

いつから働き始めたのか、又は年金を受給し始めた日を書きます。

  • 会社員やアルバイト・パート→勤務開始日
  • 個人事業主→開業届出日
  • 会社経営者→会社設立日【登記事項証明書に書いてあります】
  • 年金→年金を貰い始めた年月日

③支出

ひと月の支出額【生活費】を記載します。申請者と同居人の支出額を書いてください。

 

支出の欄に記載する金額は1円単位まで正確に記載する必要はありません。

 

1000円未満は切り捨てでもOKです。

  • 35,347円→×
  • 35,000円→〇

 

支出科目について

  • 食費…同居の家族全員分の食費
  • 住居費…賃貸物件に住んでいる場合は家賃【賃貸借契約書を参照】
  • 教育費…教育に使ったお金【子供の学費、自分の資格の勉強、書籍代など】
  • 返済金…借金がある場合は毎月の返済額【自動車ローンや奨学金など】
  • 生命保険等掛金…民間の生命保険会社に加入している場合は毎月の支払額
  • 預貯金…毎月の貯金額【家族全員分の合計金額】
  • その他…上記の支出科目のどれにも該当しないもの【光熱費・通信費・趣味代など】

 

収入の合計金額と支出の合計金額を一致するように記載してください。

 

一致しない場合は支出の欄の項目の『その他』の金額を調整し一致させてください。

④主な負債

借金がある方は記入します。借金がない方は借入の目的の欄に『なし』と記載してください。

 

借金の例としては住宅ローンや自動車ローン、奨学金やカードローン、生活費等です。

 

借入先はお金を借りているところを書きます。

 

残高は作成時点でいくら負債が残っているかを書いてください。

 

完済予定日は借金を返し終わる予定日を書きます。

例)令和10年2月

【まとめ】帰化申請【生計の概要(その1)の書き方】

生計の概要(その1)の記載方法を解説しました。

 

生計の概要(その1)は申請者と同居人のひと月の収入・支出・負債を書く書類です。

 

同居人が多いと大変ですが、1人1人に確認しながら作成してください。

 

申請者が1人暮らしであれば申請者の収入・支出・負債のみでOKです。

 

この書類は申請者が安定した生活が送れているのかを確認するもので、生活が破綻することなく暮らしていけるのであれば問題はありません。

 

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記事の監修者

行政書士 塚田貴士行政書士塚田貴士事務所

代表 塚田 貴士

 

【専門分野】

帰化申請、外国人の在留資格。

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