- 帰化の面接は何を聞かれるの?
- 面接がうまくできるか心配…
- 面接を成功させるコツは?
帰化申請後に面接があります。
『面接はどんな感じなんだろう?』と不安に思っていませんか?
面接で失敗すると不許可?成功するコツはあるの?など面接について知りたい方も多いと思います。
★この記事を書いた人
帰化専門の行政書士。
相談件数1000件以上。帰化の許可率100%を持続。
そこで、この記事では面接で聞かれる事や成功のコツを解説をします。
この記事を読むことで帰化の面接について理解できるので、焦らず面接に臨めます。
- この記事の結論
- 面接では家族や仕事など日常生活について聞かれる。
- 帰化申請から約3か月後に面接が行われる。
- 面接では『ウソなく』真実を話す。
帰化するには『面接』があります!
帰化申請の後に法務局の担当官と面接があります。どのタイミングで面接があるのか。
まずは帰化の流れを確認しましょう。
- 法務局で事前相談
- 必要書類の収集
- 帰化申請
- 面接
- 審査
- 帰化の結果通知
帰化申請の受付後、提出した書類のチェックが行われます。
書類の量が多いので期間はかかりますが、チェックが終わったタイミングで面接が行われます。
面接の際、帰化申請書に書いてある携帯番号に担当者から電話が入るはずです。
帰化申請の面接を受ける人
面接を受けるのは15歳以上の申請者です。15歳未満の方は面接がありません。
結婚している方は配偶者の同席を求められるケースがあります。
さらに事実婚(同棲)している方も面接に呼ばれる可能性が高いです。
帰化申請の面接の時期
面接は申請の受付日から3~6か月後です。法務局から『面接に来てください』という連絡がきます。
面接は平日の昼間。日程は申請者の都合に合わせてくれます。
面接日が遅れると帰化までの期間も伸びるので、なるべく都合を合わせて挑みましょう。
帰化申請の面接当日の服装
服装は自由です。スーツの必要はなく、普段着でも構いません。
ただし、汚れた服、しわの入った服、派手な服装は印象を悪くするので避けましょう。
清潔感のある服装がオススメです。もし、服装選びに困ったらスーツで挑みましょう。
帰化申請の面接当日の持ち物
- 受付票
- 在留カード
- 運転免許証
- パスポート
上記の他に追加資料を求められることがあります。拒否せず追加資料を必ず提出してください。
帰化申請の面接では何を聞かれるの?
面接で聞かれることは個々の申請内容によって異なります。全員が同じ質問をされることはありません。
しかし、基本的には提出した帰化申請書の内容に沿った質問がされます。
答えられる質問しかこないので心配する必要はありません。
面接時間も人によってバラバラです。20分で終わる人もいれば1時間以上かかる人もいます。
- 主な質問内容
- 出生から現在までの経緯
- 家族について
- 仕事に関すること
- 資産の状況
- 納税について
- 過去の犯罪歴について
- 日本語能力の確認
出生から現在までの経歴
- 質問内容
- 出生地は?
- 日本に来た理由
- 過去の住所歴や今後の引っ越し予定について
家族構成について
- 質問内容
- 配偶者や婚約者の有無
- 子どもの有無
- 同居の家族はいる?
- 兄弟姉妹はいる?
- 家族は帰化に賛成しているか
申請者の仕事に関すること
- 質問内容
- 過去の職歴(アルバイト歴も含む)
- 現在の仕事内容
- 給料の額
- 今後の転職予定は?
資産について
帰化申請では『資産』についても審査されます。預貯金や不動産、株や債券等です。
『貯金通帳の見ると入出金が多いけど大丈夫?』と気にされる方がいます。
合理的に説明できれば問題ありません。
『このお金はこれに使いました。こういう事情でこれだけのお金が入金されました』と説明できればOKです。
また借金があると帰化できないと思い、借金を隠す人がいます。
隠しても借金がバレる可能性があるので隠さず話しましょう。
納税について
- 質問内容
- 税金を納めているか
- 年金を納めているか
- 健康保険料を払っているか
過去の犯罪歴について
- 質問内容
- 警察のお世話になった経験はあるか
- 入管とトラブルになった経験はあるか
- 交通違反はある?
- 暴力団員や犯罪組織に属していないか
過去の犯罪歴について話したくない人もいるでしょう。
しかし、嘘をついたり、誤魔化したりすると不信感を持たれます。正直に話すことが大切です。
日本語能力の確認
- 質問内容
- 日本語の読み書きはできるか
- 日本語は話せるか
レベルの高い日本語能力までは問われません。10歳程度の日本語能力があればOKです。
日本語能力試験のN3レベルの学力があれば突破できます。
面接中に担当官は日本語能力も審査しています。担当者が必要と判断した人は日本語テストを受けることがあります。
面接を成功されるコツ
基本的に面接で聞かれる内容は帰化申請書に書かれている内容です。
申請書に書かれている内容と面接で話した内容に差異があると不信感を持たれます。
帰化申請の面接後は再び審査
面接を終えると審査期間に入るので申請者がすることはありません。待つのみです。
しかし、安心はできません。
審査期間中に交通違反や税金を払い忘れたなど何らかの違反を犯すと不許可になる可能性があります。
面接後、半年~1年の間に結果がでます。
帰化申請の面接で不許可になる場合はある?
面接で不許可になるケースは少ないです。実際、当事務所のお客様で面接により不許可になった事例はありません。
質問に対して『ウソ』はダメですが、誠実に答えれば大丈夫です。逆にウソをつくと不許可になる確率が高くなります。
しかし、緊張のあまり間違ったことを答えてしまう場合もあるでしょう。
帰化は条件を満たし、かつ書類さえ揃っていれ許可はおります。
面接で上手く受け答えができなくても気にする必要はありません。
面接の際、担当者は申請者の日本語能力も審査しています。
担当者が『日本語能力が低い』と判断した場合、日本語テストが実施されることがあります。
点数が著しく低いと不許可になる可能性が高いです。
≫参考:帰化申請の日本語能力テストは難しいの?【行政書士が解説】
まとめ【帰化申請の面接について】
帰化申請後に担当官と面接があります。
面接では主に『提出した書類の内容』について質問されます。
話すのが苦手でも、うまく答えられなくても大丈夫です。
緊張すると思いますがウソをつかず、真実を話してください。
無料相談のご案内
- 日本国籍を取得したい
- 帰化申請したいが手続きが大変
- 帰化申請を代行してほしい
上記に当てはまる方は当事務所にご相談ください。
帰化申請は多くの書類を集めなければなりません。
最初は自分で挑戦するも途中で挫折する方もいらっしゃいます。
当事務所が代行することで面倒な作業から解放されます。
無料相談はお電話、又はお問い合わせフォームから承っております。お気軽にご相談ください。
記事の監修者
行政書士塚田貴士事務所
代表 塚田 貴士
【専門分野】
帰化申請、外国人の在留資格。
帰化申請の相談実績1000件以上。許可率100%を継続中。
運営サイト:https://kika-help.com/